建設業
導入事例

スピーディで分かりやすいリスク情報の提供により
海外駐在員や出張者の危険回避をアシスト
日本語で情報が提供されるため不安の緩和に繋がっている

富士古河E&C株式会社様

富士古河E&C株式会社
経営企画本部 ESG・人財統括部 総務部 
神田典明様
富士古河E&C株式会社さまは、神奈川県川崎市の本社を始め国内外に多くの拠点を持ち、設計から施工、保守まで幅広い設備工事を行う総合設備エンジニアリング企業です。プラント工事業、内線・建築工事業、空調設備工事業、海外事業などさまざまな技術分野で品質の高いサービスを提供しています。
今回は、全社の総務・庶務に関する業務や、出張者(特に海外出張者)の安全確保や業務完遂に向けたサポートを担当されている神田さまに、グローバルに事業を展開するなかで『アラート☆スター』がどのような役割を果たしているかを伺いました。
導入の背景
  • 海外事業のさらなる強化を掲げており、海外にいる社員の安全対策を整備する必要があった
導入の決め手
  • 『リスク情報のキャッチ』が安全対策の出発点であり、情報発信の早さや情報の量、リスクレベルの表示、発生エリア(マップ表示)など、駐在員が瞬時に渡航先で発生しているリスクを瞬時に理解するための様々な工夫など、必要とする機能やサービスが網羅されている
    さらに、PUSH型の情報提供で、こちら側で情報を取りに行かなくても随時メールで情報を受け取れる点や、英語だけでなく日本語でも情報を受け取れる点も選定のポイントとなった
導入後の効果
  • 海外駐在員や出張者の不安の緩和に繋がっている
  • 日本国内で発生しているリスクについても英語で発信されるので、日本で働く外国籍の社員に対しても活用できるなど、グローバルな視点で危機管理体制を整備することが可能である

導入の背景
海外事業の強化に際し、海外の危機リスクへの対応が必要となった

私たちは50年以上前から、タイをはじめとする各国に日本から社員を派遣し、日系企業の工場などの電気設備工事を手掛けてきています。現在(2023年)では、タイ、ベトナム、マレーシアといった東南アジアを中心に現地法人を設立し、「日本と同じ品質」を海外でも提供しています。いまから約6年前、中期経営において『海外事業の基盤強化』を掲げ、海外進出にこれまで以上取り組んでいこうとするなか、海外ではテロや紛争などが発生しており、また治安だけでなく自然災害や感染症も含め、海外で活躍する社員が安心して働けるための安全対策の整備が必要でした。

導入の決め手
情報収集の実現、発信のスピードと提供情報の内容

危機管理体制を整備するには、まずは『リスク情報のキャッチ』が重要だと考えました。従来は駐在員や海外出張を何度もこなしている先輩社員が自身で培ってきた属人的な方法で対処していましたが、そのような方法ではこれまでの知見や入手できる情報に限度があり、緊急時の対応がどうしても“その人頼り”になってしまう可能性がありました。そこで危機管理サービスを導入し、体制を強化することに決めました。複数の危機管理サービスと比較検討するなかで、JTBグローバルアシスタンスの『アラート☆スター』は当社のニーズにぴったりで、十分な機能が備わっていました。具体的には、リスク情報発信の早さ、PUSH型の情報提供(現地にいる社員がダイレクトにメールを受信)、発生しているリスクレベル表示、リスク発生エリアのマップ表示などが挙げられます。当社には英語を得意としない社員も一定数いるため、現地のリスク情報を日本語で通知される点も助かっています。

導入後の効果
海外出張者の不安を緩和でき、副次的な効果も感じている

サービスの特性上、いざということがない限り「これが役立った」と効果を表現するのが難しいのですが、海外駐在員や出張者の不安の緩和に繋がっていると感じています。特に海外経験の少ない社員や若手など、緊急事態が発生した際の対応に不安を感じる社員もある程度いるので、アラート☆スターが支えになっていると思います。
また、将来的には、国内にいる外国籍の社員に対して、日本で起きている災害情報を英語で送ることで、安心して働ける職場環境づくりにも繋がると感じています。日本の大学への留学経験がある方を採用しているため日本語の情報でも理解できるのですが、やはり英語のほうが理解しやすいこともあるので、非常時や緊急時に英語で配信できる点は安心感があります。
また、現地法人のローカルスタッフが日本に研修で来ることもありますが、同様に日本の災害情報を英語で得られたり、海外の家族へ転送して状況を伝えられたりできます。そういった意味では、アラート☆スターの導入はグローバルな視点での危機管理体制の整備にも応用できると思っています。

今後の展望
管理面での課題に取り組みつつ、BCPとの連携・整備も強化したい

導入して約6年が経過しましたが、管理面ではまだ改善の余地があります。今後はアラート☆スターの通知を設定している社員データのメンテナンス作業をRPAで自動化して、効率化を図りたいと考えています。
また、危険度に応じたフォロー体制の構築に力を入れたいです。弊社では危機管理体制上、危険度を5段階に設定し、アラート☆スターを活用して対応するようにしています。危険度5(最大)の場合、該当国(地域)にいる現地の駐在員や出張者が自ら「安否」を表明してもらうことになっているのですが、その安否確認をもう少し簡単にできないかと考えています。たとえばRPAを活用し、危険度5のアラートを受信したら、現地にいる駐在員や出張者に対し自動で安否を確認するメールを発信する仕組みがあれば、より円滑、且つ、確実に社員の安否を管理できるようになるでしょう。
このように、もっともっとアラート☆スターの機能を使いこなして、『海外にいても社員が安心して働ける・活躍できる』環境を提供していきたいと考えています。
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